1. 寒河江市田代地区について

 寒河江市の北西に聳える霊峰・葉山(1462m)。その山麓にひろがるのが田代地区です。

 寒暖の差が大きい中山間地域の気候を活かして、高原サクランボやブルーベリー、大根や白菜など高原野菜の栽培が盛んです。葉山の湧水で育てた米も絶品。

 自然環境もすばらしく、春の福寿草や夏のホタルなどが当たり前のように見られ、晴れていれば天の川や流れ星が織りなす息を呑むような星空が望めます。

 そんな田代地区ですが、少子高齢化が進み、平成25年には田代小学校が閉校となってしまいました。

 なんとか集落に活気を取り戻そうと、地元の人たちが小学校の校舎を利活用した地域づくりを進めています。

 

2.NPO法人 葉山の里たしろ

 小学校の利活用の一環で、平成26年には地産地消型レストラン「たしろ亭」がオープン。山菜やキノコなど豊富な山の幸を地域に伝わるお膳に載せてお出ししています。

 さらに校舎全体を宿泊施設に改装し、豊かな自然や里山の暮しを「体験プログラム」として商品化することも計画。これらの事業を地域が主体となって進めるために、特定非営利活動法人(NPО法人)「葉山の里たしろ」が設立されました。

 たしろ亭と宿泊施設の運営を中心に、地域の自立のためのコミュニティビジネスを展開していきます。